チャイルドロックv0.2

 
 

用途

 
v0.1を元にチャイルドロックの用途を分類すると、以下のようになる。
 
危険性が低い下半分の「けが、いたずら」については、全世代で見られる。
一方で、危険性が高い「誤飲」については、3歳以下の乳児、「窒息」については、2-8歳以下の幼児・小児に多く見られる。
分類の簡潔さのため「乳児、幼児」という言葉ではなく、「赤ちゃん、子供」という言葉を使う。
認知症の高齢者やペットに対しては、本サービスの目的とやや異なるため、分類から外す。
以上を踏まえ、v0.2では以下のように用途を分類する。
 
  • 赤ちゃんの誤飲防止
  • 子供の窒息防止
  • 子供の怪我防止
  • いたずら防止
 

試験対象の商品タイプ

 
v0.1の結果 (Nite及び、市場商品の分類)を元に、以下のように分類する。
 
  • 押し操作方式
  • スライド操作方式
  • 引っ張り方式
  • その他(マグネット、鍵、回転方式)
 
その他に分類されるチャイルドロックについては、少数派でかつ計測が困難であり、一旦試験対象から外す。(回転方式については、今後トルクゲージなどを用いて、測定する可能性あり)
 
 

評価項目

 
v0.1のチャイルドロックに関する課題の現状を踏まえ、以下の項目を評価とする。
 
  • 大人にとってのロック解除のやりやすさ
  • 子供にとってのロック解除の難しさ
  • テープの粘着力
  • ロックの互換性 (長さを調節できるか?様々な場所で使用できるか?)
 
 

評価項目の重みづけ

  • 赤ちゃんの誤飲防止
    • 赤ちゃんの誤飲は危険性が高い
    • 引き出しにあるボタン電池やマグネットなど、大人が戸を開け閉めする頻度はそこまで多くない
    • 赤ちゃん(3歳)の力は強くない
    • ボタン電池、マグネット、薬、洗剤など、さまざまな場所に保管される
  • 子供の窒息防止
    • 子供のドラム式洗濯機内での窒息は危険性が高い
    • 親の洗濯をする頻度は多い
    • 子供(8歳以下)の力は、比較的強い
    • ドラム式洗濯機に適応される
  • 子供の怪我防止
    • 子供の指はさみや包丁などによる怪我は危険性が比較的高い
    • キッチンや引き出しを開け閉めする頻度は、比較的多い
    • 子供(8歳以下)の力は、比較的強い
    • 包丁やはさみなど、ある程度保管場所は限定される
  • いたずら防止
    • いたずらによる子供の危険性は低い
    • 洋服、おもちゃなど引き出しを開け閉めする頻度は多い
    • 子供(8歳以下)の力は、比較的強い
    • 洋服、おもちゃ、書類など、さまざまな場所に保管される
 
 
これらを踏まえ、重みづけを以下のテーブルで示す
 
大人にとっての ロック解除のやりやすさ子供にとっての ロック解除の難しさテープの粘着力ロックの互換性合計
赤ちゃんの誤飲防止0.20.40.30.11.0
子供の窒息防止0.20.40.401.0
子供の怪我防止0.20.40.30.11.0
いたずら防止0.30.30.20.21.0
 
 

計測項目

 
  • 大人にとってのロック解除のやりやすさ
    • ロック解除に必要な力
    • 何段階のロック構造か?
  • 子供にとってのロック解除の難しさ
    • ロック解除に必要な力
    • 何段階のロック構造か?
    • 色や形が目立つかどうか?
  • テープの粘着力
    • 引張力
  • ロックの互換性 (長さを調節できるか?様々な場所で使用できるか?)
    • 長さ調節は可能か?
    • 使えない場所はあるか?
 
 

具体的な計測方法

 

計測器具

  • 試料固定台:実際の戸棚や引き戸に固定する
 

ロック解除の試験手順

Niteの資料を参考に計測を行う。
 
  • 押し操作方式
    • 試料を試料台に固定する。(必要に応じて、予めロックが解除される位置までの押し込み距離を測定する。)
    • 再び試料をロックし,荷重センサの接触子を試料の操作部の適切な位置に当て、できるだけ加速を生じないようにして操作部を押し込み、ロックが解除されるまでの最大荷重値(kg)を小数第1位まで測定する。測定は3回行い、その平均値を四捨五入して、小数点第2位までを丸めた値をロック解除力とする。
機械式CR機能解除力計測方法(案)
機械式CR機能解除力計測方法(案)
 
 
  • スライド操作方式
    • 試料を試料台に固定する。(必要に応じて、予めロックが解除される位置までのスライド距離を測定する。)
    • 再び試料をロックし、荷重センサの接触子を試料の操作部の適切な位置に引っ掛け、できるだけ加速を生じないようにしてロックが解除されるまでスライドさせ、その時の荷重値(kg)を小数第1位まで測定する。測定は3回行い、その平均値を四捨五入して、小数点第2位までを丸めた値をロック解除力とする。
 
機械式CR機能解除力計測方法(案)
機械式CR機能解除力計測方法(案)
 
  • 引っ張り方式
  • 試料のベース部分を試料固定台に固定する。荷重センサに取り付けた接触子を可能な限り不利な位置(蝶番から可能な限り遠い位置等)に引っかける。なお、試験用テープ又はひもを可能な限り不利な位置(蝶番から可能な限り遠い位置等)に取り付け、その試験用テープ又はひもを介して接触子を引っ掛けてもよい。
  • 試料の開閉カバーが開くまでできるだけ加速を生じないように引っ張り、その時の最大荷重(kgを小数第1位まで測定する。測定は3回行い、その平均値を四捨五入して、小数点第2位までを丸めた値をロック解除力とする。
機械式CR機能解除力計測方法(案)
機械式CR機能解除力計測方法(案)
 
 
 

テープの粘着力の試験手順

安全対策グッズにおける粘着テープの強さの評価方法について2023/3/14 8:152024/2/14 8:20
テープの強さ自体は上のリンクのように粘着力と保持力を検査すれば良いが、安全対策商品の場合、実際にテープを商品につけた状態で、どれくらいの子供の力に耐える事ができるかを検証する必要がある。
 
  • 粘着力試験
商品付属の両面テープを固定台に接着した状態で、24時間放置。
その後、中央もしくは片サイドに力を加え、取れるまでの最大荷重を小数第1位まで測定する。
測定は3回行いその平均値を四捨五入して、小数点第2位までを丸めた値を粘着力とする。
 
 

計測項目の重みづけ

 
  • 大人にとってのロック解除のやさしさ
ロック解除力ロック構造の数合計
赤ちゃんの誤飲防止0.70.31.0
子供の窒息防止0.70.31.0
子供の怪我防止0.90.11.0
いたずら防止1.001.0
 
  • 子供にとってのロック解除の難しさ
ロック解除力ロック構造の数色や形合計
赤ちゃんの誤飲防止0.60.30.11.0
子供の窒息防止0.70.301.0
子供の怪我防止0.90.101.0
いたずら防止0.900.11.0
 
  • ロックの互換性
長さ調節は可能か? 使えない場所はあるか?合計
赤ちゃんの誤飲防止0.70.31.0
子供の窒息防止0.70.31.0
子供の怪我防止0.90.11.0
いたずら防止1.001.0
 
 

v0.3に向けて

  • 基準値を決める (v0.3-)
 
 
 

最後に

私たちのテストは進行中であり、絶えず改善していくためには、皆様のフィードバックが必要です。私たちのテストベンチv0.2は、まだまだ改善途中であり、欠陥があります。 安全性を評価する上でどの項目が最も重要なのか、皆様のご意見を集めることで、私たちの進む方向性が正しいことを確認したいと思います。 ご意見を お問い合わせフォームもしくは、info@yobot.jp までメールをお送りください。
 
フィードバックやレビューに基づき、私たちは数週間のうちに小さなテストベンチの更新を行います。そしてテストに必要な修正や重みづけを行い、安全性スコアを作成します。
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。