【これ選べば間違いない】自宅にあった補助錠の選び方を徹底解説!

 
 
みなさんこんにちは!
医師の飯塚です。
 
春と秋に増える転落事故、悲しいニュースを見ると胸が痛くなりますよね…
何年も前からずっと予防策や啓蒙活動が行われているのに、なぜ事故は無くならないのでしょうか?
 
これまで、有効な予防策として補助錠をつけることが紹介されておりました。
 
 
引用: 政府広報オンライン ご注意ください!窓やベランダからのこどもの転落事故
引用: 政府広報オンライン ご注意ください!窓やベランダからのこどもの転落事故
 
 
しかし、皆さんは疑問に思わないでしょうか?
 
何買えばいいの・・・?
 
実際、safekids の「子どものみんなをつなぐプラットフォーム」では、保護者からこういった声が上がっております。
 
転落事故が起きると、テレビや新聞、ネットニュースなどで「こどもが窓を開けられないように補助錠をつけましょう」と言われます。私も補助錠を付けようと思ってネットで検索したら、たくさん出てきてどれが良いかわからず、結局まだ購入していません。
 
補助錠を買った人からは、「補助錠を取り付けたけれど、こどもが簡単にはずしてしまった」という話も聞きました。
 
・どの補助錠が自宅の窓に合うかがわかりません。複数取り寄せて実際に付けてみてから購入する仕組みを検討していただけないでしょうか。
・本当に効果がある補助錠を購入したいと思いますが、選び方がわかりません。ECサイトに多数載っている補助錠の多くは防犯用だと思いますが、こどもの転落予防に特化した補助錠はどこに売っているのでしょうか?また、強度や取り付けやすさ、こどもの解錠のしにくさなどはどこを見ればわかりますか?
 
 
そこで、この疑問に対するアンサー記事として、私たちの見解を述べたいと思います。 20以上の補助錠をテストしてきた中で、理想の補助錠の見つけ方をご紹介します。
 
あなたにとって最適な補助錠がみつかり、悲しい事故が防げますように。
 
それではどうぞ!
 
 
 
 
 

私たちが考える補助錠診断

 
いきなり結論ですが、私たちが提案する補助錠の見つけ方は、以下のとおりです。
 
今日は、このフローチャートを中心に、解説したいと思います。
 
 

せっかく補助錠を買ったのに後悔する原因4選

 
理想の補助錠の見つけ方は?を考える前に、
せっかく補助錠を買ったのに後悔すること、について深掘りしたいと思います。
 
大きく分けて、以下の4つの理由が考えられます。
 
  • サイズが合わない (互換性の問題)
  • すぐ壊れてしまう(耐久性の問題)
  • テープが剥がれてしまう(粘着力の問題)
  • ロックをかけるのがめんどくさい(機能性の問題)
 
それでは、1つずつ見ていきましょう。
 

サイズが合わない

後悔する理由1つ目として、せっかく買ったのにサイズが合わず、窓に設置ができないことがあります。
 
実際のレビュー
実際のレビュー
 
設置できないのであれば、その商品はゴミ箱行きになり、時間もお金も無駄になってしまいますね…
 
この商品は8mmと中くらいの大きさですが、それでも使えない窓が存在することを認識しなければなりません。
 
 

すぐ壊れてしまう

後悔する理由2つ目として、すぐ壊れてしまうがあります。
 
子どもが力を入れて壊してしまう場合もあるのですが、実は大人が不注意で壊してしまうパターンもよく散見されます。
 
実際のレビュー
実際のレビュー
 
頻繁に開け閉めを行う窓の場合、大人が無意識に窓を開けようと力を加えた結果、補助錠の破損につながるケースが多いみたいです。
 
商品の色が透明であったり、上部に設置して視界に入らないなど、目立たないことが破損のリスクを逆に高めると考えられました。
 
 

テープが剥がれてしまう

 
補助錠を買って後悔した理由3つ目として、粘着テープの弱さがあります。
 
実際のレビュー
実際のレビュー
 
補助錠は窓につけるため、結露などにより、テープが剥がれやすくなる傾向があります。
取れてしまっては商品を捨てるか、別の粘着テープで貼り直す手間が発生するため、テープの粘着力の弱さはとても重要な問題といえます。
 
 

ロックをかけるのがめんどくさい

補助錠を買って後悔した理由4つ目として、操作性の悪さがあります。
ロックの操作性が悪いと、毎回の施錠/解錠を面倒に感じ、ロックをかけなくなりがちです。
これでは、せっかく買っても意味ないですよね。
 
滅多に開け閉めを行わない窓に補助錠をつけるのでしたら、一般的な防犯用の補助錠(鍵付きタイプなど)をつければ良いでしょう。
日本ロックサービス ファスナーロック サッシ用窓防犯錠
日本ロックサービス ファスナーロック サッシ用窓防犯錠
 
しかし、窓転落を防ぐ目的で防犯用の補助錠をつけることは、いささか不適切です。
これまで様々なタイプの補助錠をテストしてきましたが、「面倒だな…」と感じる要因は3つありました。
 
  • ロックを解錠/施錠する時の姿勢
    • よく、「子どもの手の届かないところに設置を」といわれますが、天井近くのサッシに設置してしまうと、身長が低い方にとって非常にストレスになります。一方で、地面近くのサッシに設置するのも、毎回しゃがむ必要が出てくるので、これもストレスに感じます。
       
しゃがむ必要がある補助錠
しゃがむ必要がある補助錠
 
  • ロックの難易度
    • ロックが固かったり、一発でスムーズに空けられなかったりすると、時間がかかってしまい、ストレスに感じます。
       
  • 付属品の有無
    • ロックを解除した時に本体が分離され、それを手で持ったりする時は面倒に感じます。 たとえば、ノムラテックのスライドロックは、解錠して窓の外に出るときに、手で保管したりする手間が発生します。一方でdeligooの補助錠は、付属品がついており保管する場所が確保されます。細かな違いではありますが、頻繁に開け閉めする窓に設置するときは、大きな差となって現れます。
       
       

理想の補助錠を選ぶ上で、考慮すべき問題まとめ

購入して後悔する理由として、以下の4つがありました。
 
  • サイズが合わない (互換性の問題)
  • すぐ壊れてしまう(耐久性の問題)
  • テープが剥がれてしまう(粘着力の問題)
  • ロックをかけるのがめんどくさい(機能性の問題)
 
これらの問題を踏まえ、以下の基準で、市販の補助錠に対して評価を行いました。
窓ストッパー安全試験2023/5/18 3:202023/7/14 13:12
 
以下、考察していきます。
 

互換性について

 
市販の商品の厚みを計測すると、以下の分布となりました。
 
 
レビューをもとに、設置できないリスクと掛け合わせると、以下のようになります。
 
厚さが4mm以下の商品は「サッシロック」や「網戸ストッパー」などの名前がついており、網戸にも設置可能なタイプでした。
 
一方で、5.7mmと少し大きい商品では、網戸のサッシに設置ができませんでした。
 
 
以上から、このような分類ができます。
 
 
補助錠の厚みをもとに、「小型、中型、大型」と3つに分類しました。
4の倍数である「4mm, 8mm, 12mm」と覚えると、わかりやすいですね。
 
補助錠の大きさによる分類
  • 小型の補助錠
    • 商品の厚さが4mm以下
    • 網戸にも使える
  • 中型の補助錠
    • 商品の厚さが8mm以下
  • 大型の補助錠
    • 商品の厚さが8mm以上(12mm以下)
 
次に、自宅の窓の隙間を計測する方法について解説します。
 
 

窓の隙間を計測する方法

 
窓の隙間の計測は、定規を使えば簡単にできると思われがちですが、実はそんなに簡単ではありません。
 
実際に定規を当ててみると、窓ガラスと定規の「0mm目盛までの隙間」(黄色下線)が邪魔をし、うまく計測できないことがわかります。
 
そこでこの解決策として考えたのが、鉛筆と単4電池を使った計測です。
鉛筆と単4電池には以下の特徴があります。
 
  • どちらも、子どもがいる家庭に1つはある身近なものである。
  • 鉛筆の太さは、規格で最大径8mm以下と決められている。
  • 単四電池の標準サイズは、直径10.5mm。
 
 
以上から、この2つを使えば、窓の隙間の長さを推測することができます。
 
 
このように、鉛筆と単4電池を窓の隙間に入れるだけで、以下のことがわかります。
 
  • 単4電池が隙間に入った場合は、ほとんどの補助錠を使っても問題ありません。
  • 鉛筆が隙間に入った場合は、中型以下の補助錠を使えば、問題ありません。
  • 鉛筆が隙間に入らない場合は、小型の補助錠を使えば、問題ありません。
 
ぜひ補助錠のご購入前に、ご自宅で検証ください。
 
 

隙間が4mm以下だった場合

上で、「鉛筆が隙間に入らなかった場合は、小型の補助錠を使えば問題ない」とお話ししたのですが、厳密にいうと不適切になります。
 
こちらは、4mmの厚さのノムラテックサッシロックslimという商品です。
 
実際のレビュー
実際のレビュー
 
こういった事態を、どうすれば防げるでしょうか?
結論からいうと、プラスチックカードを使うことで解決できます。
 
財布の中から、銀行のキャッシュカード、クレジットカード、健康保険証、印鑑証明、交通系ICカード、診察券、身分証明書などのプラスチックカードを取り出してください。
 
カードの大きさは、JISの規格で以下のように決まっております。
 
 
つまり、カードを使えば以下のことがわかります。
 
 
隙間に入ったカードの枚数によって、大まかな長さを推測できます。
 
小さな補助錠しか設置できなそうだな…
 
となった際は、ぜひこの方法を参考にしてください。
 
 

耐久性について

互換性に続く2つ目の問題として、壊れやすさの問題があります。
こちらを検証するためには、実際に補助錠に力を加える必要があり、私たちは以下のような方法で測定を行いました。
 
 
その結果がこちらです。
 
結果をもとに、私たちの評価では、以下の基準でスコア化しました。
≤ 5kg≤ 10kg≤ 15kg≤20kg≤ 25kg> 25kg
0246810
25kg以上の力に耐えることがあれば、大人の不注意にも耐えられそうですが、15kg以下だと簡単に取れてしまうかもしれません。
 
ぜひ参考にしてください。
 

粘着力について

粘着力に関しても耐久性と同様に、以下のような実験を行いました。
 
結果は以下の通りです。
 
この結果をもとに、私たちの評価では、以下の基準でスコア化しました。
 
≤ 4kg≤ 8kg≤ 10kg≤ 15kg≤ 20kg>20kg
0246810
 
15kg以上の力に耐えることがあれば、簡単には剥がされませんが、8kg以下だと簡単に取りはずれてしまうかもしれません。
 
よくわからない時の目安として、商品説明欄に「アクリルテープや3M社のテープを使っている」と記載があれば、かなり強力な粘着テープを使ってると判断できそうです。
 
 

窓の違いについて

日本には、様々なタイプの窓が存在します。
 
 
日本で多いタイプの窓が引き違い窓ですが、以下の開き窓に対して使える補助錠は限られてきます。
 
 
このタイプの窓におすすめなのが、アーム型の補助錠。
私たちは以下の2商品を購入し、1つの商品を検証しました。
 
 
 
この場合、ドアの隙間などの計測は不要です。
 
アーム型の補助錠はやや値段は高いですが、非常に強固な作りをしておりますので、開き窓への転落防止を検討している方におすすめです。
 
 

補助錠診断の流れ

これまで、補助錠を選ぶ上で問題となることについて、その内容と対策をお話ししました。
では実際に、どのような順番で補助錠を決めていくか解説します。
 
 
 

1. どんなタイプの窓に使うか?

  • 網戸に使う
    • ☑︎ 4mm以下の小型の補助錠(サッシロックや、網戸ストッパー)を選択
  • 開き窓に使う
    • ☑︎ アーム型の補助錠を選択
  • それ以外(引き違い窓)の窓
    • ☑︎ 2に進む
 

2. 補助錠を設置予定の窓は、どれくらいの頻度で開け閉めを行うか?

  • 滅多にしない
    • ☑︎ 防犯用の補助錠(鍵付きタイプや、ダイアル式タイプなど)を選択
  • 頻繁に開け閉めする
    • ☑︎ 3に進む
 

3. 補助錠を設置予定の窓の隙間に、鉛筆は入るか?

  • Yesなら、4に進む
  • Noなら、小型の補助錠を選択
 

4. 補助錠を設置予定の窓の隙間に、単4電池は入るか?

  • Yesなら、大, 中, 小型の補助錠、全て可能
  • Noなら、中型の補助錠を選択
 
 
これで、皆様が設置する補助錠のサイズがわかったと思います。
ではサイズがわかったら、次にどうしたら良いでしょうか?
 
 

yobotのベストレビューを紹介

 
私たちは一定の評価に基づき、商品にスコアをつけ、レビューを行っております。
もし、上で補助錠のサイズが決まったあとは、ぜひ商品選定の参考にしてください。
 
 

小型の補助錠のベストレビュー

 
 

中型以上の補助錠のベストレビュー

 
 
 

まとめ

いかがだったでしょうか?
 
補助錠を1つ決めるにあたり、さまざまな落とし穴があるとわかります。
もし間違った選択をすると、せっかく購入したのに、事故を防げなかったり、商品が無駄になったりなど、後悔する可能性があります。
 
私たちは、「補助錠診断、ベストレビュー」という形で今回の結果を公表し、有識者の意見をもとにブラッシュアップしてまいります。
 
この記事が、皆様のお役に立てれば幸いです。
 
 
 

予防をもっと知りたい!お得な情報を知りたい方へ

 
yobotでは、お得なセール情報、クーポン情報を、LINEにて配信中です。
「怪我した時にどうしよう?」
「病院を受診するべきかな?」
「誰に相談したらいいの?」
 
など、もしもの時のママパパのための予防救急情報を配信しております。
少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ「yobot公式LINE」へ登録してみて下さいね。